こんにちは。ぽらりす(@Polaris__x64)です。
さて、今回の記事はiPad mini (2019)の第二弾の記事でiPad mini 4との新旧比較を書いていきたいと思います。
デザインは(ほぼ)変化なし
どちらが新型のiPad mini (5世代)でしょう?と聞かれても普通な人であれば殆ど「わかるわけないだろ!」と言われそうなくらいしかデザインの変更はありません。
変化した点は、マイクの位置とカメラの位置、ボリュームの位置だけです。
カメラの位置まで気が付いた人はおらんだろと意気揚々とツイートしようかと思ったら既にITmediaさんに取り上げられていて、急遽ツイートをやめました()
第5世代iPad miniがiPad mini 4の保護ケースを流用できない理由 (1/2)
上記の記事と同じような感じになりますが、ご了承ください。
サイズも全く変わりません。同じ寸法で同じ画面サイズ。通勤電車や満員電車で『座って』使う分には誰にも迷惑にならないサイズです。
ディスプレイは地味に進化
iPad mini 4とiPad mini (第5世代)のディスプレイを比較してみましょう。何かわかることがありませんか?
まず、一番に気が付いて欲しいのは液晶ディスプレイの黒縁が若干減少している点です。iPad mini (第5世代)はiPad Proの値段が高いこともあり低価格な部類に入ると思っていたので、ディスプレイはiPad mini 4と同じディスプレイ、つまり使い回しをしていると考えていたのですが、ディスプレイもしっかりと更新されていました。
発色などは特に大きく変わるなどはありませんが、フルラミネーションディスプレイもさらに進化し、iPad mini 4よりも液晶とカバーガラスの隙間が縮まりました。
これにより更に光の反射に対して強くなり、Apple Pencilで文字を書く際にも違和感が減少します。
黒縁や液晶とカバーガラスの隙間はほぼiPad Pro 10.5と同じであり、miniとは言えディスプレイに一切の妥協がない事が分かります。
Apple A12 Bionic採用で大幅に性能が向上
iPad mini (5世代)は最新のSoCであるApple A12 Bionicを搭載しました。これにより、先代のiPad mini 4で搭載されたApple A8よりCPU性能が約3.8倍、GPU性能は4.4倍も向上しています。
iPad mini 4が2015年秋のスペシャルイベントで発表されたにも関わらず、1年前のApple A8の採用により2年目のiOS11辺りから動作が不安定になりつつありましたが、iPad mini (5世代)では最新のプロセッサを搭載したので一先ず2~3年の動作は快適で過ごせそうです。
iPad miniは一世代前のプロセッサを採用という歴代miniの風習を取り払えてminiユーザとしては非常に嬉しい限りです。
展示機を触るだけでも分かるほどの性能が向上していますが、ベンチマークでも見てみましょう。
1. Antutu Benchmark
ガジェクラ御用達のベンチマークアプリです。
見ての通り、点数が雲泥の差であることがわかります。
2.Geekbench
こちらは各メディアでも御用達なツールです。少しだけApple端末に良い結果が出る傾向があります。
こちらもCPU/GPU共に雲泥の差…
3.JazDiskBench
こちらはかなりマイナーではありますが、ストレージの速度を計測するアプリです。
Read Write共にかなり性能が向上しています….
こんな感じでベンチマーク結果を並べてみましたが、やはり大幅に性能が向上していることがわかります。
Touch IDが(恐らく)第2世代へ更新
こちらはAppleが公式としてTouch IDを第2世代としたと発表されていないので『恐らく』という表現を用いています。
まず、こちらの動画をご覧ください。iPad mini 4とiPad mini (第5世代)のTouch ID認証速度の比較映像です。
iPad mini (2019)とiPad mini 4のTouch ID認証速度比較
・条件など
両者とも新規指紋登録後に比較
画面点灯した時間を基準
60fpsで撮影 pic.twitter.com/GqbbXIXzPo— ぽらりす (@Polaris__x64) 2019年4月1日
この動画を見て、明らかにiPad mini (第5世代)の方が高速であるということがわかります。
ただ、Apple A12 Bionicによる認証までの処理の高速化で第1世代 Touch IDでも高速に認証が行えている可能性も否定できないので、次に第2世代Touch IDを搭載していると公式アナウンスされているiPad Pro 10.5と認証時間の比較をしてみました。
第2世代Touch IDの搭載したiPad Pro 10.5との比較です。
条件などは前ツイートと同じです。スローで見ても挙動が同じですので、iPad mini (2019)は第2世代Touch IDを搭載してる確率がほぼ確定になりました。 pic.twitter.com/MrkEA5KfIQ
— ぽらりす (@Polaris__x64) 2019年4月1日
おわかりいただけましたか?iPad mini (第5世代)とiPad Proの認証速度はほぼ同じです。つまり、第2世代Touch IDである可能性がほぼ確実になりました。
Appleが何故公式サイトから『第2世代』という表記をなくしたのかは分かりません。iPad (第6世代)は第1世代Touch IDですし、これでは比較の意味がありません。
単なる表記忘れなのかは分かりませんが、早急に直してもらいたい点ではあります。
Apple Pencilの対応化
一つ前の記事にも記載しましたが、iPad mini (5世代)ではApple Pencilにも対応しました。
iPad Pro 10.5と比較しても遜色無い描き心地で流石と言える程です。
比較のまとめ
iPad mini (第5世代)は控えめに言って最高なデバイスです。個体のデザインは変わらないとは言え、性能は十分以上にスペックアップが施され、Apple Pencilも対応してくれました。
一部ではXRの減産にによるApple A12 Bionicの余剰在庫処分と言われていますが、普通に考えて余剰分はXS.XS Maxに回してA12 Bionicの生産を減産させれば済む話です。どちらかというと、A12 Bionicに生産を集中させて原価を極限まで下げる意味合いや(個人的に)事実上失敗作だと思ってるApple A11 Bionicを搭載できないなどでiPad mini(第5世代)やiPad Air (第3世代)に搭載されたのではないかと個人的には推測しています。
どちらにせよ、最新SoCが搭載された事は本当にうれしいです。iPad mini 2, mini 4ユーザで7.9インチは愛してきたサイズなので今後も大切に使っていこうと思います。